2020年第11回 高校生の「建築甲子園」実施・応募要領 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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2020年度第11回高校生の建築甲子園は中止になりました

2020年第11回 高校生の「建築甲子園」
“ゆめを・希望を・未来をみんなでつくる”

■テーマ:「地域のくらしーこれからの地区センター」

審査委員長 片山 和俊
建築家、東京藝術大学美術学部建築科名誉教授

高校生による建築甲子園も10年経ち、いくつかの改善を試みた。第9回にサブテーマと映像表現を加え、昨年度サブテーマを「これからの地区センター」とした。
地区センターとか公民館は聞き慣れた施設だと思われる。地区センターは、地域コミュニティの核となることを目指して、行政によって設置されたもの。管理運営は、地域で組織する運営委員会に委託されている。公民館は住民のために社会教育を目的とし設けられてきたもので、地区センターより歴史は古そうだ。
地区センターは、もともとは従来からの町内会や自治会が担っていたわけだが、人口流入による増加や激しい人口移動、産業の高度化や立地の変化、交通体系の整備などに伴って、従来の地域交流機能を賄いきれなくなり、その補完的な施設として設けられたものと考えられる。個人へ分化したコミュニティを対象として地区センターが都会に多いのに対して、旧来からの世帯、家族、土地を媒介とした繋がりを基本とした公民館は地方に多い。が、ここでは地域の核となる施設として包括的に捉え、地区センターとしたい。
すでに始ってる日本の縮小社会への移行は、人口減少や空家の増加とともにコミュニティ自体にも変化をもたらす。要らない公共施設が増え、統廃合や機能変化が既に始まっている。社会の拡大時は従来の地区センターのように、同じような施設を増設すればよさそうだが、縮小時は地域の事情に寄り添う固有なあり方が求められるに違いない。普通では残らない。
そこで君たちに考えて貰いたい。君たちが興味をもつコミュニティ、その核となる地区センターを。現況や従来型にとらわれずに自由に描いて貰いたい。様々な機能構成や思いも寄らない施設との併設もあるだろう。それもよい。新築増築、建替え、リノベーション、コンバージョンなど色々なケースがあってよい。
そして最後に、建築の専門家になることを目指している君たちに、原点に帰って設計で勝負して貰いたいと昨年度注文をつけた。地域のくらしというテーマは、社会的課題がからみソフトの比重が高くなることから、自分たちの最も 得意な分野を生かして、しっかりデザインして欲しいとした。けれども昨年度、注文を誤解しているような傾向̶立地する環境との応答が弱い地区センターの提案が多く見られた。“かっこいい建築”を目指しても、地域の環境との応答を忘れては元も子もない。 もう一度地域のくらしと周辺環境に目を向けて、そこから計画を組上げて欲しい。君たちなら自慢の町・環境をどう生かすか、そのための核となる地区センターの提案を期待して待っている。

◆審査方法(2020年度)予定

(※2020年度第11回高校生の建築甲子園は中止になりました)

応募された作品は、先ず、県大会予選(都道府県建築士会単位での審査)を行います。
県大会で選抜された1作品が全国選手権大会(連合会審査)へ提出されます。
*県大会予選の実施方法については、別途に各都道府県建築士会から案内します。

11月初旬
一次審査「ベスト8選出」ベスト8入賞校へは、連合会より通知するとともに、最終審査会でのプレゼン用動画の提出を依頼いたします。
プレゼン時間は、1校5分程度、ファイルはwindowsで再生可能なデータファイルをDVDで提出いただきます。詳細につきましては、通知時にご案内させて頂きます。

12月初旬 最終審査
審査会でベスト8校から提出されたプレゼン動画を視聴し審査を実施し、優勝、準優勝ほかを決定します。

◆入賞及び賞金

①優勝1点 10万円、
②準優勝1点、5万円
③ベスト8(①、②を除く6校)、3万円
④審査委員長特別賞教育・事業委員長特別賞、女性委員長特別賞、青年委員長特別賞、各2万円
⑤奨励賞(全国選手権出場全校) 1万円
各賞に応じて賞状を監督、選手全員に贈ります。賞金を受賞チームへ贈ります。

◆入賞発表

令和2年12月の最終審査で発表(予定)

◆お問い合わせ先

(公社)日本建築士会連合会 建築甲子園事務局(担当:事業部) e-mail:jigyo1@kenchikushikai.or.jp