1.審査基準/審査方法
建築甲子園の審査
(1)評価点について
・テーマの理解度(人間味や取り組み姿勢を加味)、具体性、独創性、表現力(プレゼン)等
(2)審査方法/審査の進め方
野球の甲子園と同様に、抽選による対戦組み合わせを設定し審査を進める。
第1回戦、2回戦の審査では、ベスト8進出をかけて戦う13校を審査員の協議により選出する。
強豪校同士が早い段階で激突することを避けるため、予めシード校3校を選出し、ベスト8から登場させ、最終的に勝ち上がり2校による決勝戦で優勝校を決定する。
■第一回戦
①各委員が応募全作品についてテーマの理解度、具体性、独創性、表現力について各々A、B、C(3点、2点、1点)(○、△、×)の評価をつける。
②シード校の選出
早期での優秀作品同士の対決を避けるため、シード校を選出。
先ず各委員イチオシの作品を2~3校をあげる、全員の協議により第1シードから第3シードを選出。シード校はベスト8から登場させる。
③シード校を含め計13点を選出する。(シード校がベスト8から出るため)※対戦組み合わせ表参照
■第二回戦
①二回戦前に決勝までの組み合わせ抽選をアミダくじで決める。
②シード校を除く一回戦勝ち上がり10校が対戦し、勝者5校がベスト8へ勝ち上がりとする。
■準々決勝(ベスト8)から決勝まで
①シード校3校と勝ち上がり5校の計8校によるトーナメントとする。
■表彰作品
①優勝、準優勝、左記を除くベスト8、審査委員長特別賞、奨励賞(左記入選外の出場全校)
2.審査経過
(1)第一回戦13:30~14:30
①先ず、審査方法に基づきシード校候補として各委員2~3点を選出
4票獲得:No.9 10 15 21
3票獲得:No.2 26 28 42
2票獲得:No.11 19 35 38 43 44
1票獲得:No.1 18 22 29 30 36 40 41 45 46
審議の結果、第1シードを4票獲得のNo.15とし、協議により、第2シードをNo.10、第3シードをNo.9とする。
2回戦進出は10校:No. 21, 2,26,28,42,19,35,38,43,44
(2)第二回戦14:30~15:00
①第1試合 No.2 vs No.21 =勝者No.2
コメント:2薪割と薪ストーブのみ。温めたいという思いのみ。
コンピュータに頼っていないところが良い。21良く調査され、努力賞ものだが、提案がない。
②第2試合 No.19 vs No.43 =勝者No.19
コメント:19設計図の曲線が良く分からない。43高校生らしいが、足りないところが多い。僅差の戦い
③第3試合 No.42 vs No.38 =勝者No.38
コメント:42シャッター通りはまちづくりにならない。38模型が良くできている。
④第4試合 No.28 vs No.44 =勝者No.28
コメント:28良く読込まれている。酒蔵の教会は面白い。
44頑張っているが、やりすぎ。多数決で28の勝利
⑤第5試合 No.26 vs No.35 =勝者No.35
コメント:26おもしろい。35素晴らしい。着眼点が良い。圧勝
(3)準々決勝15:00~15:30
優勝校表彰式
①第1試合 No.15(第1シード)vs No.2=勝者No.15
コメント:2地域性がない。寒いだけという印象が強い。 15の圧勝
②第2試合 No.19 vs No.38 =勝者No.38
コメント:19チャーミングなところは良いが、分からない部分が多い。
38みかんしかない。模型が素晴らしい。消去法で38が良い。
③第3試合 No.9(第2シード)vs No.35 =勝者No.15
コメント:9シンプルなところ良い。複雑さがない。15良く考えられている。
④第4試合 No.10(第3シード)vs No.28 =勝者No.35
コメント:10圧勝
(4)準決勝15:30~15:45
①第1試合 No.15 vs No.38=勝者No.15
コメント:15富士山に登るための宿泊施設であり、よく考えて造られている。
38の作品は15と比較すると弱い
②第2試合 No.35 vs No.10 =勝者No.35
コメント:10一所懸命だが、良く分からない。プレゼンはうまいがもんだいが明らかにならない。
(5)決勝戦15:45~16:00
No.15 vs No.35 =優勝 No.35
コメント:地域性は互角。15良くできている。もう少し提案があれば良かった。
35現代的で良い。
(6)その他
審査員特別賞としてベスト8進出のNo.2を選出
3.審査結果
優 勝:No.35
準優勝:No.15
ベスト8:No.2,9,10,19,28,38
審査委員長特別賞:No.2