2016年 第7回 高校生の建築甲子園 奨励賞

エントリーNo.2-2
青森県立青森工業高等学校
「日本生類建築共生」~日本は死なない、~今こそ共に生きよう!~

「蔵守」を復活させ街の再建をしていきたいという方針は分かったが、具体的にどう活用していくのか分かりにくかった。(関口)

エントリーNo.4-2
宮城県石巻工業高等学校
女川竹浦の番屋。この番屋「空き家」? 海に接し、作業をする。より海を意識したプランもあったのでは?

空き家となった建物同士をつなぎ、違った用途や使い方をする発想は、なかなか良かった。(関口)

エントリーNo.5-1
秋田県立横手清陵学院高等学校
「田園教室 ~人・農・家の再生~」

少し、窮屈なバス通路になっていそう。改造した待ち合いと市場、2階の交流スペースの空間的関係をプレゼンして欲しかった。
エントリーNo.5-2
秋田県立横手清陵学院高等学校
「The Vegetables Building」

元は何のビルだったんだろう?日当りや通風の面は大丈夫?それらが不要なきのこばかりというのも。土地や環境を読み取り、それらを反映した作品になればと思います。


エントリーNo.11
埼玉県立春日部工業高等学校
「新・越谷宿」─新しい宿場町の在り方の提案─

対象建物へのアプローチ上にある商店街活性化を考えると、今回の計画と商店街との繋がりをどのように発展させるか?がもう少しほしい。

エントリーNo.13
東京都立蔵前工業高等学校
「私たちの町」

まず提出案ルール(縦書き)を守ること。小学生からの提案としているのは作戦かもしれないが、パースなどの表現も他校の内容をよく理解し次回に期待する。

エントリーNo.14
川崎市立川崎総合科学高等学校
「Engawa Style Engawa Story」


通りに面した縁側という案は面白い。ただ波打つ形状はデザインとしてポップすぎるという印象が強すぎた。
エントリーNo.15
山梨県立富士北陵高等学校
「山あり 湖あり 甲斐絹あり」─地域が織りなす甲斐絹ロード─

地域の伝統工芸を町として体験でき、そこに空き家を活用する案は全国の他地域でも検討すべき案と思える。

エントリーNo.18-1
静岡県立天竜高等学校
「ENJYOY! WOOD JOB!!『山男復活プロジェクト』

倉庫群に水族館を設ける案は、提出された案の中でも一番と言ってもよいくらい奇抜で面白い案だった。この案を現存の町にどのように落とし込み発展させるか?が知りたい部分でもある。
エントリーNo.18-2
静岡県立科学技術高等学校
「リノ Bay ション」~蓄積する関わり~

山の整備と人材育成、またボルダリング等趣味との融合を行う案は面白い。地域周辺状況との関連性を持たせるとより面白くなる。

エントリーNo.20
岐阜工業高等専門学校
「田舎暮らしのすすめ」


世代の違う家族が「田舎暮らし」を求め住まう改修案は、表記の通り他地域でも活用できる素晴らしい案だと感じた。


エントリーNo.26
京都市立伏見工業高等学校
「幸咲き露路」(さいさきろうじ)

日本家屋を風情溢れる結婚式場に活用し、近隣空き家を宿泊施設として利用している点が良い。周辺環境の提案もあるとより良い。

エントリーNo.27-1
堺市立堺高等学校
「空き家を利用したインフォメーションセンター」

貴重な古墳群を大切にしている気持ちが伝わってきた。五感を意識して構成しているアイデアが良い。もう少し空間的なアイデアが欲しい。


エントリーNo.34-1
広島県立広島工業高等学校
「ほじゃね~♪『皆が実る』マチじゃけん!」

様々なことを学ぶことのできる空間作りは貴重なことと思う。街路の雰囲気が伝わるスケッチがあるとよりおもしろくなると思う。
エントリーNo.34-2
広島県立広島工業高等学校
「賑わい 連なる 風景」~シャッター街の再生~

商店街の活性化を図る上で大切な歴史に着目している点が良い。横川周辺のイメージが伝わってくるものが欲しい。

エントリーNo.35
山口県立柳井商工高等学校
「笑顔あふれる町づくり!」~空き家をリノベーションして人が集う憩いの場に~

高齢者にもやさしい提案が行なわれている。利用しているイメージスケッチがあるとより雰囲気が伝わってくると思う。

エントリーNo.37-1
香川県立多度津高等学校
「花鳥風月」~四季を彩る郷工の暮らし~

四季折々の移り変わりを感じることのできる風情ある提案となっている。地域にある山や川を活かした提案があるとさらに良かったと思う。

エントリーNo.38
愛媛県立松山工業高等学校
「お遍路51.5番所」~道後をおさんぽ~

古い街並みを残し、賑わいを取り戻すために、集客のための建物に改修し、さらに、周辺を関連付けている点が良い。街並み全体のスケッチがあると良い。
エントリーNo.39
高知県立高知工業高等学校
「生とは死。死とは生。」~死生観が生み出す最後の人生~

自然豊かな自宅にいるかのようなホスピスは、心温まる提案である。プランニングにもうひと工夫あると良い。

エントリーNo.40
大牟田高等学校
「安らぎの場」~子どもから大人まで安らげる場所~

ボウリング場はレーン上には柱が無く、天井も高くホール状の空間を有することから展示場、集会場等大空間を要する用途に対応可能である。ここでは図書館に改修する提案であるが、ゆったりとした空間の活用が内部パースで表現できているところが良い。
エントリーNo.41
佐賀県立佐賀工業高等学校
「仮暮らしから定住へ」~炭鉱長屋リノベーション2~

リノベーションした炭鉱長屋に1年間仮暮らしすることで、大町の環境や住まい良さを体験してもらい定住促進を図るという提案である。仮暮らしのサポートシステムを立ち上げ周囲に積極的に受け入れを働きかける提案が特徴的である。

エントリーNo.42-1
長崎県立長崎工業高等学校
「そうだ!島に住もう!!」~人と人を繋ぐシェアハウス

長崎県の離島に建つ小学校をシェアハウスにリノベーションする提案である。開口部にはステンドグラスを使用し、教会のような厳かで色彩豊かな空間演出を試みている。
エントリーNo.42-2
長崎県立大村工業高等学校
「まなぶんか」

近隣に大型商業施設が建設され活気がなくなった大村商店街に大村市内の小・中・高校生が地元の職業を体験できる施設を設ける提案である。「まなぶんか」(学ぶ気持ちはありますか)という言葉が印象にのこる作品である。

エントリーNo.43
熊本県立球磨工業高等学校
「熊本復興への架け橋」~人吉活“生”計画~

熊本地震で被災し使えなくなった市役所の耐震補強をし、1階を物産館、2階をキッズルームのあるカフェ・休憩スペース、3階を図書館に改装して、もともと観光スポットの中心に位置する市役所を有効活用する計画である。
エントリーNo.44
大分県立大分工業高等学校
「空き家 トリセツ」

かつて地域振興のため一村一品が提唱された。この運動をまちづくりに適用し街区にある空き家で特産品を生産して、街を活性化させようという計画である。空き家の立体図や街区の鳥瞰図がよく描かれている。

エントリーNo.45
都城工業高等学校
「無人駅の可能性を探る」

無人駅の駅舎をリニューアルするもので、新たにキッズルーム、学習スペース、ギャラリー、足湯などの施設を設ける提案である。もし実現すれば地元の人々の憩いの場となることでしょう。
エントリーNo.46-1
鹿児島県立鹿児島工業高等学校
「NO train NO life」

使われなくなった廃電車の活用計画です。車両をレストラン、居酒屋、パン屋、駄菓子屋、図書館に改装する提案が描かれています。修理工場は資料館として蘇ります。鉄道好きの方には一度行ってみたくなる施設となりそうです。

エントリーNo.46-2
鹿児島県立隼人工業高等学校
「星海の湯」~人々が繋がる処~

既設の大浴場をリニューアルし、新たに個室タイプの浴室を12部屋設ける提案です。星が綺麗なことで有名なこの地で星空を眺めながら入る露天風呂施設は多くの人々を魅了するであろう。
