2014年 第5回 高校生の建築甲子園 奨励賞
エントリーNo.04
宮城県立石巻工業高等学校
「~復興ヘ~ 一歩一歩前進 水とともに生きる「水の駅」」
敷地と海との関係、周辺環境を表現して欲しかった。(森崎)
エントリーNo.5
秋田県立横手清陵学院高等学校
「緑のくらし ~空き家をビジネスに~」
空き家活用での農業。発想は良いが具体性に欠ける。共有している「人」が見えない。(森崎)
エントリーNo.6
山形県立山形工業高等学校
「かりがね城伝説 ~堀と土間から生まれるコミュニティ~」
堀の活用がプレーパークの出入口としての利用しか見えない。堀の活用案が欲しい。(森崎)
エントリーNo.7
福島県立郡山北工業高等学校
「花流歩息」
川・水と施設の関わりをうまく表現出来れば。(森崎)
エントリーNo.09
栃木県立宇都宮工業高等学校
「Nezumi-Ana Project」
商店街をより良くするための拠点にしては、あまりに閉ざされた浴室、厨房ではないか?残念。(森崎)
エントリーNo.11
埼玉県立春日部工業高等学校
「藤っこが集うあかり商店街~昔の活気を取り戻すために~」
商店街活性化のためのしかけーワゴン。ワゴンの移動性を活かせる提案があっても良かった。なかなかの力作。(森崎)
エントリーNo.12
千葉県立京葉工業高等学校
「人心地の家」
和む「環境空間」に聴覚だけだろうか?五感も取り込んだ提案になるとより良くなる。(森崎)
エントリーNo.14
神奈川県立神奈川工業高等学校
「紅葉ヶ丘で会話がはずむくらし ~未来をつくる子育てシェアハウス~」
どうリノベーションしたか?シェアハウスというが、その夫々の空間が読み取れない。(森崎)
エントリーNo.16
長野県飯田OIDE長姫高等学校
「つながりの里 ~小さな幸せに出会う里山のくらし~」
何か特別な企画をするのではなく、あるがままの里山の自然を体験する施設を作る提案です。とても気持ちの良い作品です。柔らかく美しい色彩で描かれていますが、施設の特徴や使う人々の躍動感がもう少し表現されていれば、印象深い作品となったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.17
新潟県立新潟工業高等学校
「染めのぬくもり」
染物を扱う町屋のリニューアル計画である。様々な提案がとても色彩豊かに描かれています。丁寧に描かれた絵は説明文以上によく内容を表現しています。とても楽しく拝見させていただきましたが、地域との繋がりのわかる図面があればもう一回り力強い作品になったと考えられます。(廣瀬)
エントリーNo.19
名古屋市立工芸高等学校
「高蔵寺NEWタウン~変わらぬ故郷~」
今後古くなった集合住宅の空き部屋対策としても考えておかなければならない重要な課題である。幼い頃から高蔵寺ニュータウンに住む姉妹の夢として住戸のリニューアルが提案されている。敷地の中の建物の周囲の環境に対する提案とか改修された部屋で生活する住民の姿が表現されていればよりスケールの大きな作品となったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.20
岐阜工業高等専門学校
「knit the city」
かつて繊維の町として栄えた一宮、現在市街地中心部の商店街は空き店舗が目立ち、周辺の工場跡地には緑地やアパートが点在する。空洞化してしまった商店街に繊維を素材にした装置を点在させ、デザイナーや職人にも参加してもらい都市を編むように計画を展開することで新たな賑わいを取り戻そうという提案である。図面は良く表現されているが、町の復興に効果があるという説得力が作品から読み取れればもっと評価も上がったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.22
富山県立富山工業高等学校
「みんなのいえ 人と地域を結ぶ3つの長屋」
漁師町の空き地や空き家を利用して宿泊にも住宅にも使用できる施設を計画している。大・中・小の敷地の大きさに合わせて三つのタイプの施設が設計がされている。町並みの景観を変えないで、観光客の宿泊施設や共同住宅に作り替え、町を活性化しようという興味ある計画です。三種類のタイプ別の設計はよく考えられているが、町全体を繋げる具体的な提案があれば説得力のある作品となったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.23
金沢市立工業高等学校
「来んかいね金沢」
金沢城公園内に住宅、商店街を含む新たな城下町を作る計画である。五十間長屋を改装し宿泊施設とし、金沢を訪れた人々と城下町に住む人々の出会いの場とする提案である。着眼点はすばらしいが、中心となる五十間長屋の宿泊施設と城下町の関係が十分に説明できる表現ができていれば、もっと評価が上がったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.24
福井県立武生工業高等学校
「農業に携わる人の為の家」
現代の農家の理想形態の提案である。平面、立面、断面の図面だけでなく、設計主旨に関する提案や屋内で生活する家族の姿がパース等で表現されていれば、もっと魅力的な作品となったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.25
滋賀県立八幡工業高等学校
「安土 信長が愛した地 ~今、蘇る安土城・楽市楽座~」
安土城と楽市・楽座の史実を踏まえ、当時の栄華を安土町に取り戻そうという提案である。中心になるのは少子高齢化に対応した地域に開かれた住宅の計画である。図面や模型写真と設計趣旨が分かりやすく配置されており力作といえます。図面や写真の並べ方等主従のバランスの取れた配置がしてあればもっと説得力のある作品になったであろう。(廣瀬)
エントリーNo.26
京都市立伏見工業高等学校
「匂いと人の風景」
シェアハウスの提案はよくあるが、もう一歩若手と老夫婦の交流の仕方の工夫があると良い。(永井)
エントリーNo.27
大阪市立工芸高等学校
「いらっしゃいませ。「BISTRO KICHIN 文の里」へ ようこそ。─文の里商店街の再活性化─」
コミュニティの場としてのビストロの提案に大阪の商店街の良さをもう少し盛り込みたい。(永井)
エントリーNo.28
兵庫県立尼崎工業高等学校
「接ぎ木でツナガル・・・」
図面に頑張っている。接ぎ木の伝統継承を具現化するための建物と地域との関係がわかるとより良い。(永井)
エントリーNo.30
和歌山県立和歌山工業高等学校
「まちに集落をつくる」
図面や模型に頑張った。現状の課題に取り組んでいるが、現在でもあるシェアハウスとの違いがわかりにくい。(永井)
エントリーNo.33
岡山県立津山工業高等学校
「“津山ハーバー”プロジェクト!!」
この津山ハーバーがどのように人を呼ぶのかの工夫があるとより良い。(永井)
エントリーNo.34
広島県立福山工業高等学校
「未来へつづく“和”」
日本中が抱える地域交流の在り方について、すべての年齢層を集めるにはもう少しアイデアが必要と思われる。(永井)
エントリーNo.35
徳山工業高等専門学校
「高架下 kitchen」
すぐにできそうな提案ですが、建築的な工夫がほしいところである。(永井)
エントリーNo.36
徳島県立徳島科学技術高等学校
「まけまけいっぱいのお接待~心を受け継ぐ家~開創千二百年に寄せて」
お遍路さんのための接待所があると便利だと思うが、もっと地元との繋がりがあった方が良いと思われるが・・(永井)
エントリーNo.37
香川県立高松工芸高等学校
「アート建築の融合による地域とのふれあい住宅」
テーマは良かったが、どのように地域とのふれあいをするのかいまいち分からなかった。(関口)
エントリーNo.39
高知県立高知工業高等学校
「育」
視覚的にイメージの伝え方がうまい。地元住民とのコミュニティについてもっと掘り下げてもよかったように感じる。(関口)
エントリーNo.40
大牟田高等学校
「駅のくらし」
駅を地域のコミュニティの場として活用する案は良かった。(関口)
エントリーNo.41
佐賀県立鳥栖工業高等学校
「がばい よかまち。~交通と交流の拠点~」
この家でどのような交流ができるか、アイデアを絞り出してほしい。(関口)
エントリーNo.42
長崎県立長崎工業高等学校
「ちん電。~長工生が電停づくりに挑戦~」
自分たちの力で建てれそうな電停を提案している点がおもしろい。(関口)
エントリーNo.43
熊本県立熊本工業高等学校
「水のまち店舗付きシェアハウス」
商店街衰退の問題への取り組みだが、提案の中から熊本水前寺らしさが感じ取れない。(関口)
エントリーNo.44
大分県立大分工業高等学校
「『観光部都市別府の新たな価値の創造!!』」
よいものは残し新たな価値を創造する、強いコミュニティが発生するまちをつくりたいという思いは伝わってきたが、それに対する戦術が噛み合っていないのが残念。(関口)
エントリーNo.45
宮崎県立都城工業高等学校
「まちなか活性化プランⅠ(伝統工芸の活用)」
設計主旨に合った説明や生活が想像できるビジュアル的な表現を入れてもっとイメージを伝えてほしい。(関口)
エントリーNo.46
鹿児島県立鹿児島工業高等学校
「人をもって城と成す~城下町、再興の刻み~」
各部屋の使い方はよく説明できているが、この提案が目指すべきところが分かりにくい。(関口)