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499 | 8/8(月) 11:21:21 |
東京建築士会法規NEWS<2011/8月号> | ![]() |
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東京建築士会法規NEWS<2011/8月号>///////\///////\///////\/////// 東京建築士会法規NEWSのご利用ありがとうございます。 月刊法規NEWSでは、 1.本会・法規委員長・辛くち小田 圭吾の法規チェ〜ック 2.《参加者募集》〔国交省NEWS〕〔東京都NEWS〕等 3.本会・関連団体催しもの案内 等 4.建築関係HP更新情報 等 5.「建築関連NEWS 7月分」 //////\///////\//皆さまの業務に役立つ情報などを盛り込んでお届けします。 東京建築士会法規NEWS<2011/8月号> ■■□□■■■■■■■■■■■■コラム■■■■■■■■■■■■■□□■■ ◎●東京建築士会・法規委員長・辛くち小田 圭吾の法規チェ〜ック♪ 不動産関係税制(流通課税・保有課税) 平成23年度から土地の移転登記登録免許税が従来の1%から1.3%に増税 となりました。また、平成24年度には1.5%、平成25年度に2%にと2倍に増税 されることが決まっています。不動産取得税も平成24年度から土地も3%から本 則の4%に戻り課税標準額の1/2控除が廃止される予定ですので2.66倍に 増税予定です。課税標準は固定資産評価額となっているため時価といわれる公 示価格の70%と定められています。したがって時価に対する理論的な実効税率 で平成22年度の1.75%から4.2%への増税となります。 バブル前は、土地は登録免許税が5%、不動産取得税が4%(住宅3%)でし たが、固定資産評価額は公示価格の40%でした。理論的な実効税率は3.6% でしたが、大都市圏では固定資産評価は急激な値上がりの時点修正が慢性的 に追いつかず、酷いときは時価の1/20からバブル時期の1/50といった頃も 有り、実効税率は0.1%の土地も実在し、実効税率2%を超えたことはありませ んでした。 固定資産評価額を公示価格の40%から70%に増税した平成6年改正は自治 大臣の通知一本で増税され国会で審議された記憶はありません。折しもバブル 崩壊後の増税だったため、時価が固定資産評価額を下回る地点が多発した時で す。小生は設計関係の業界紙にこの増税は個人の財産権を侵害する違憲な税制 だと書いたことがありますが、例えば商業地域で借地権比率が90%の底地に9% の流通課税を課した場合、固定資産評価額が時価と同一の場合10%の資産に 9%の課税を課すことになると指摘しました。実際には保有課税も強化されたため に底地の地代収入収益力は低下し、時価が固定資産評価額を下回る事例では時 価以上の課税を課したことになるわけです。意見として、流通課税の実効税率は 評価が10%の商業底地に配慮して実効税率2%が限界税率だと主張いたしまし た。 リーマンショック以降の土地価格下落中の今日は、平成6年あたりの時代に良 く似ています。このタイミングで流通課税を1.75%から4.2%へ増税することは全 く学習効果がないとしか言えません。耐震改修促進などで狭小敷地の共同化や底 地と借地の権利整理を固定資産交換などでコンサルタントする際に障害となること は明らかです。因みに現行法では売買も交換も流通課税に関しては同様の扱いで す。官僚制度は縦割りで登録免許税は国税で財務省、不動産取得税は地方税で 保有課税と合わせて総務省、総合政策を考えている組織は皆無としか思えません。 片や政治家はこれを調整して政策を決めるべきところ昨今の情けない状態です。 まちづくりを支援する建築士にとって流通課税・保有課税といった不動産関係税制 は他人事ではありません。今年度はすでに小生の主張する限界税率となっていま す。大いに発言しなければならないと強く感じるところです。 ////\/////\////\//東京建築士会法規NEWSのご利用ありがとうございます。 《本会・連合会関係案内》 ■東京建築士会会員アンケートーアンケート調査結果について(リンク先訂正) http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/51_kaihou/2011/7/ken07_ugoki.pdf ■平成23年度 「建築士定期講習」(第3期:10月〜12月・8回開催予定)案内 http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/95_event/ind_event.htm ※23年度は定期講習の初回受講期限3年目のため、大変な混雑が予想されます。 早めの受講をお勧めいたします。 ■「建築士業務の責任と義務」−紛争事例・処分事例を通した解説講習会−(9/29) ■無料建築相談室 相談は毎週月曜日 PM1:00からPM 4:30まで http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/guide/soudan/index.html ■他県建築士会建築相談室案内 http://www.kenchikushikai.or.jp/about-our-society/sodanmadoguchi.html ■建築士会CPD&専攻建築士 NEWS LETTER(NO.2) http://www.kenchikushikai.or.jp/ ■動画ライブラリー〔全国青年委員長会議基調講演・全国青年委員長会議「震災報告」〕 http://www.kenchikushikai.or.jp/ ■民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款の改正のおしらせ(6/27 販売) http://www.kenchikushikai.or.jp/ 《参加者募集》 ■催しもの・イベント・業務支援セミナー等案内・報告〔本会・他団体等〕 http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/95_event/ind_event.htm ・〔埼玉士会〕地震対策講演会「東日本大震災からまちを取り戻す」(8/8) http://www.ksaitama.or.jp/info/info193.pdf ・「景観まちづくり」勉強会『江戸川区景観まちづくり計画』(9/9) ・ブリッジ連続講座 2011/vol.1「色 シンボルor ハーモニー」(9/13) ・UIA東京関連「東京を創る」−Realizing TOkyo after 3.11(9/26〜28) ・〔連合会〕UIA東京関連コミュニティ・アーキテキツシンポジウム「地域に根ざし た建築士からの提言と実践」(9/27) ・2011 第2回銀座建築デザイン大学「「オーダー家具の造り方 −身体に優しい 家具造り−」」(10/8) ・住宅セレクションVol.3「更新する家」入賞作品展(10/13〜25) ・第2回高校生の「建築甲子園」実施・応募要項のご案内(10月末日迄) ○大分県立美術館(仮称)設計プロポーザル募集(参加表明提出 9/9迄) http://www.pref.oita.jp/soshiki/10950/ ○第18回(平成23年度)千葉県建築文化賞表彰作品募集(応募 9/16迄) http://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/boshuu/2011/bunnkasyou.html ○平成23年度インテリアプランナー試験の受験申込受付(9/22迄) http://www.jaeic.or.jp/index.htm 〔国交省関連NEWS〕 ○『建築確認手続きの運用改善第二弾等のQ&A』(5/19) https://www.icba-info.jp/kijyunseibi/qa/qa110519.php ○〔国交省〕「建築確認手続き等の運用改善(第二弾)及び規制改革等の要請へ の対応についての解説(H23.5.1版)」(5/10) http://www.mlit.go.jp/common/000143943.pdf <参考>連合会WEBセミナー「確認手続き等の運用改善(第二弾)及び規制改革等 の要請への対応」(6/1) http://www.kenchikushikai.or.jp/ 〔東京都関連NEWS〕 ○2011夏の耐震キャンペーン(8/29〜9/11) http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2011/07/21l7q100.htm ・耐震フォーラム「震災を知り、大地震に備える」〜いま、私たちに何ができるのか〜(9/5) ・体験・見学バスツアー(8/30・31) ・耐震相談会(8/29〜31) ・マンション耐震セミナー&個別相談会(9/3) ○第1回東京都建築物液状化対策検討委員会の開催(7/27) ○防災ボランティア制度に基づく平成23年度第2,3回被災建築物応急危険度判定員募集の ご案内(8/12必着) http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/taisin/kn_t16.htm ○〔東京都公園協会〕街かどの緑化支援事業(人工地盤・接道緑化、壁面緑化など)助成 (申請8/31迄) http://www.tokyo-park.or.jp/profile/promotion/town/index.html 法規NEWS2011.08月号の続きをご覧になるにはこちらから http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/09_houki/09_main.htm#meimaga |
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